「カウンセラーって本当に必要なの?」
不意に友人から聞かれたことがあります。
特に悪気があるわけではなく、
クライアントの悩みごとをどうやって改善するのか
全く想像できなかったみたいで、
素朴な疑問です。
この問いかけに対してどのような返答をするか、
カウンセラーによって違うと思います。
クライアントは何かしら悩みを抱えていて、
その悩みを解消したいと思っています。
「変わりたい」
「今の自分を乗り越えたい」と思っています。
変わりたいと思って、
何度も必死に行動したにも関わらず、
上手くいきませんでした。
上手くいかない自分を責め立ててしまうことで
ますます自分を追い込んでいきます。
そして、辛い気持ちを抱えたまま、
再び変わろうとします。
でも、変わることができない。。。
「やっぱり自分は変わることができないんだ」
と、どんどん悩みは悪化していきます。
そこで、カウンセラーの出番です。
「それでも、人は変われます!」
「今の自分を乗り越えることができます!」
悪循環にハマって、
八方塞がりな状態に陥った人に対しては
「人は変われるんだ」ということを信じて疑わない人が
最初の段階では必要なんです。
それがカウンセラーの役割です。
クライアントが自分を信じようとする。
それ以上に
カウンセラーの方がクライアントのことを信じています。
自分のことを信じてくれる人がいるだけで、
人はとんでもない潜在能力を発揮するようになり、
今の自分を超えられるようになります。
結果として、悩みごとも解決していきます。
だからカウンセラーはこの世の中には必要なんだ。
冒頭の「カウンセラーって本当に必要なの?」と
尋ねた友人には言いました。
AIが発達して、
今後 今の職がなくなってしまう不安、
コロナによって仕事環境が激変してしまったストレス。
変化の激しい時代に、
人はますます悪循環に陥って
そこから抜け出せない人が増えてきます。
今後もますます
カウンセラーは多くの人に求められることでしょう。