感情の出し方でカウンセラー起業の成否が決まる

今回は、感情の出し方で起業の成否が決まる、
という話です。

些細なことでイライラする人、
すぐに怒りを出してしまう人は要注意です。

人生において、あるいはビジネスにおいて
かなり損をしています

それでは、本題に入りましょう。

何か出来事が起こるたびに
自動的に感情というものは湧いてくるものですが、

例えば、
不安、寂しい、虚しい、悲しい、悔しい、焦る、驚き、嬉しい
といった感情があります。

心理学では、第1感情と言われているものです。

そして、第2感情と言われている感情が「怒り」です。

第1感情は、出来事に対して真っ先に感じる感情。
第2感情は、その後に出てくるもの。

怒りの裏側には、第1感情が隠されています。

もし、相手に理不尽なことをされたとしても
第1感情で表現していたら、
いきなり相手と揉めることはありません。

「突然のことで、びっくりしました。いったい何があったんですか?」
と言ったとしても、揉めないですよね。

でも、第2感情の「怒り」を出してしまうと、
とたんに相手との関係性が崩れてしまいます。

私は、カウンセラーを10年以上やっていて、
プロのカウンセラーを育成する講座をしているので、
怒りや不満にまつわるリアルな事例を
数多く見てきています。

第3者として事例を見ていると、
本来であれば揉める必要が全くないところで
揉めごとが始まるケースがほとんどです。

よくもまあ、何もないところから
自らトラブルの火を起こせるものだと感心するのですが

当の本人は、
理不尽なことをされたと
怒ったり落ち込んだりしているのです。

さてここからです。

怒りを出して損をすることは何でしょうか?

他者からは、
感情がコントロールできない未熟な人と思われます。

意識しているかしていないかに関わらず、
心の器の大きさを値踏みされてしまうことも
ありそうです。

ビジネス的に考えると、
「この人とは信頼関係が築けない。一緒に仕事したくないな」と、
一瞬で判断されます。

良い流れ、良い結果が出ているときは上機嫌だけど、
悪い流れ、悪い結果になってくると、
とたんに不機嫌になるだろうと予測がつきますから。

なので周りの人からは
自然と警戒されるようになります。

だけど、周りの人から警戒されていることは、
本人だけは気づいていない。

それって、めちゃくちゃ怖いことです。

「なぜ、こんなに頑張っているのに、自分は成果が出ないの?」
「なぜ、無駄を削ってまでやってるのに、誰も評価してくれないのか?」

と本人は疑問に思っているけど、
実は周りの人達はわかっている。。。

勇気を持って指摘しても、
相手から怒りをぶつけられると嫌だから
周りの人は決して言わない。

大人になると、もう注意してくれない。

私は、カウンセラーという立場、
起業したい人を教える立場上、
折を見てギリギリの路線を狙って指摘することがあります。

上手くいくこともあれば、
逆に「理不尽なことを言われた」と
ぶちまけられることもあります。

その他、怒りを出すことで損をすることと言えば、、、

体調を崩しやすくなります。

怒りを出すことでストレスを発散できるかと思いきや、
余計ストレスがたまり
結果、怒りやすい状態が続くのです。

あとは、隠していても人相に出ます。

第一印象で、なんとなく違和感がある。
怖そうな雰囲気があるなと思っていたら、
後日やっぱりそうだったと確認することがあります。

なんとなく違和感がある、というのは、
一見、温厚そうだけど、
なにか発言に含みがあるなという違和感。

粘着気質なのかなって思っていたら、
後々になって判明してきたりもします。

ここまで書いていて、
怒りはホント怖いなと思いました。

実は、かつて私は
怒りをコントロールできない人でした。

あからさまに他人に怒りをぶちまけることは
したことはないのですが、
怒っているのを必死で我慢していることが
周りにバレていました。

なので、誰も近寄らないわけです。
自業自得です。

ここで、要注意な人の特徴を見ていきましょう。

・プライドが高くて、勝った負けたで判断する
・ルールに厳しく、自分の方が正しいと思っている
・第1感情を表現できないことで我慢することが多く、
 ストレスが溜まって余裕がない
・根に持つ
・怒れば相手が従うと思っている
・相手の言葉を過剰に悪く解釈する

最後に
怒りの感情対策はこちら。

①まずは一呼吸置きましょう

相手の言葉に瞬時に反応しないこと

②怒りの裏側にある本当の感情を表現すること

感情を出さずに我慢していると、
どこかで歪みが出ます。
なので、ちゃんと
第1感情を表現することが大切です。

怒っている人は、困っている人です。

困っていると表現するにも有効です。
不安だ、悲しい、と言うのもOKです。

第1感情を表現することで、
二重に良いことが起こります。

1つは、相手との関係が良好になること。
もう1つは、
自分自身を大切にできるようになること。

悲しいときに、ちゃんと悲しいと表現するだけで、
自分の感情を大切にしている。

自分のことを大切にしているという暗示になります。

ありのままの自分を認めているので、
それだけでも自己肯定感が高まります。

自己肯定感が高まることで、
心にゆとりが生まれます。

相手が何か言ってきたとしても、
すぐにネガティブな反応をしなくなります。

そうすると、
第1感情を相手に表現できるようになります。

なので、相手も
あなたに対して安心感を持つようになり、
相手との関係も良好になるのです。

感情の表現の仕方次第で
得する人生、損する人生が決まりますので
ぜひ参考にしてみてくださいね。